陽気に誘われ、公園へ
2月の中旬にしては風も弱く寒くもなく、22日は絶好のお散歩日和でした。年少さんは、まってましたとばかりに恐竜公園に出かけました。ちょっと気取って記念撮影です。園にはない遊具に子どもたちは、さっそくまとわりつきます。
登ったり、走ったり、ハイハイしたり・・・。友達と一緒だから、とっても楽しい。私の心とあなたの心が響きあっているので、心と心が通じ合っていて、とても嬉しく感じるのです。僕のキミと、キミの僕。別々の人間だけれど半分は僕のもののように思えたりする。キミがいる事で僕が嬉しく、僕がいる事でキミが喜んでくれる。なんだか言葉ではいえないけれど、うれしさで胸がいっぱいになる気分なんだ。
僕にとって必要なキミだから、大好き。大好きだから困っていたら助けたり助けてもらったり・・。優しさや人としての心の育ちのベースはこんなところにも隠されています。あちらこちらで動き回って遊んでいたけれど、不思議な形の石を見つけたよ。ほら。先生、私たちもこんなもの見つけたよ。好奇心いっぱいの子どもたち。大人は気づかないような物も、子どもはその不思議さを発見して、ワクワクドキドキしています。帰る前に、みんなで記念写真。カメハメ波で決めてみました。帰り道でも、道端のさまざまな物に目移りします。何でもかんでも不思議がり、興味を持って覗いたり、触ったり、叩いたり・・・。それでもって、何たるかを理解しています。乳幼児期の発達は、行動に支えられています。さまざまな角度や遠近から物を見て、そのものの全体像をつかんだり、五感のもつ能力について把握していきます。
幼児期の教育においては、具体的直接的体験が大切であると言われています。
それは、将来伸びる為の基礎的な力がこのような具体的直接的体験で得られたイメージに基づいているからです。
人としての基礎的な力は、自ら行動することによって培われます。あせらず一歩一歩人としての育ちを歩むことが大切ですね。
ちなみに、発表会を間近に控えてはいますが、日頃の保育の成果をお見せすることが目的です。当日は、子どもたちの心の育ちが、きっと皆さんの心に通じることと思います。生き生きと生きる子どもたちの命の輝きを感じていただければ幸いです。