魔法の言葉を唱えると—―こどもの日に考える—―

~令和4年5月5日中日新聞朝刊第5面社説から~
感動的な新聞の社説に出会いました。
ご興味の湧かれた方は是非原文をお読みください。(ちなみに私は新聞社の回し者ではありません)

その趣旨は次のようなものです。
映像作家である広田奈津子さんは名古屋市で英語塾を開いています。
その広田さんが多くの人に見てもらいたいと思うのが、友人のアーティスト澤村木綿子さんが自作自演する「ホロロンホロン」というタイトルの紙芝居です。それはこんな物語です。

森にすむウサギのさちは、近くの海に一人ぼっちでぽっかり浮かぶクジラのかプカが気になります。ある日カプカの目から大粒の涙が零れ落ちるのを見たさちは、花や木の実で首飾りを編んでプレゼントしようと思い立ちます。だけどカプカはあまりにも大きくて編んでも編んでも完成しません。そんなさちの様子を見ていたフクロウが、森の仲間、海の仲間に伝えます。するとあっという間に大きな大きな首飾りができあがり、カプカの瞳の涙は消え、空には虹の架け橋も現れるという物語です。「手を取り合って、力を合わせて、笑い合う」そんなみんなの姿がすてきな地球の首飾りだというお話です。

分かり合い協力することで、笑い合って生きることが出来る地球を作ることが出来るのに、世界では悲惨な戦争が続いています。
100年以上も前の話ですが、アメリカのバージニアと言う少女がサンタクロースが本当にいるのか教えてほしいと新聞社に手紙を出し、それに答えたサン新聞社の社説以来の感動を覚えました。
もちろん、他にも素晴らしい社説もあったことでしょうが、浅学非才の小生の頭に残ったのはこのくらいでした。
ちなみにサンタクロースのお話は、愛や思いやりやいたわりがこの世界にあるように、サンタクロースもいるのだ。目に見えるものだけを信じるのではなく、目に見えないからといってないとは言えない。目に見えない大切なものもたくさんあるのだという事を教えてくれていました。

私たちは、子どもたちに夢や憧れを与えられる存在でありたいものですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。