年少学年懇談会を開催しました

学年懇談会は、保護者の仲間作りを促進し、園の教育方針の理解を深めていただくとともに、子育て上の悩みを解決するきっかけ作りとなることを目的としています。
4月23日に行われた年少の学年懇談会では、8名の保護者様の参加をいただきました。

最初に、入園して間もない年少児の園での生活について写真を使って報告させていただきました。園では、それぞれのお子様の特徴をつかみ、その子に合った指導をしたいと考えています。教育の在り方については様々な考え方があります。親や先生のいう事を絶対として言い聞かせ従わせる方法と、子ども自身に考えさせ自主的に判断できる力を育てようとする方法があります。時と場合によって使い分けることが最も良いとは思いますが、子どもが自分で納得して自分の人生を構築していけるようになってほしいと思うと、後者の考えを取らざるを得ません。ところが、そのためには時間と手間がかかります。一つ一つの出来事に丁寧に向き合い、共に考える姿勢が保育者に必要となります。子育ては忍耐ですね。悪い子でいたい子どもは一人もいません。みんな、周りから認められ褒められたいと思っています。(実は大人もそうですが)

参加者の仲間意識を深めるために「卵ちゃん危機一髪!」というゲームを行いました。そのまえに8人を2つのチームに分けるために、好きな麺類のグループを作りました。「うどんチーム」と「パスタチーム」です。最初はうまく半々に分かれることが出来ませんでしたが、さすがお母様方は大人です。さっと多いチームから移動して4人ずつのチームが2つ出来ました。
ストロー20本とセロテープを使って、肩の高さから落ちる卵を割れないよう受け止める巣を作ってもらいました。マイクロプラスチックや温暖化防止のため極力プラスティック製品を避けようという動きもありますので、ストローの代わりに広告紙を丸めた棒を作ってもらいました。両チームとも意見が飛び交い時には大きな笑い声も起こり、楽しく巣作りに取り組んでくれていました。
結果的には、両チームとも卵を守ることが出来る巣を作り上げることが出来ました。一緒に考え作業したことにより、保護者様同士の親密性も深まったものと思います。

保護者様同士が親密の関わっている姿を見て子どもたちは自然に人と仲良くなる術を学んでいることと思います。子どもは教えなくても、私たち大人が生きている姿を横目で見て、こんな風にすればよいのだという事を学んでいます。
ご参加いただいた保護者様には感謝申し上げます。都合によりご参加いただけなかった保護者様にも、当日の雰囲気が少しでもお伝え出来たなら幸せに存じます。