「SDG’s」に向けて

世の中はどこを見てもSDG’sマークを見つけることの出来る時代となりました。
地球温暖化防止のための二酸化炭素削減が随分長い間国際的にも議論され、排出制限が設けられたりするようになりました。
しかし、私たち一般市民にまでその意識が行き渡るには長い年月を要しました。太陽光発電が推進されたり、風力発電所が稼働したり様々な取り組みがなされてきました。

ところが、問題は二酸化炭素に限らず、資源枯渇問題なども提起され、今後の地球環境を守って人類の永続的繁栄を守るために、「SDG’s」に取り組むべきであることが官民挙げて認識され、様々に取り組みがなされているところです。
人間は自分のことしか考えられない自己中心的ない生き物でしょうか。温暖化による北極海の氷山の減少や海水面上昇による島々の沈没危惧、生物の絶滅危惧種あるいはすでに絶滅してしまった種族の増加など、目に見える形での環境悪化の危機を感じようやく、遅まきながら、持続可能な社会の構築に人々の意識が向かうようになりました。自分一人ぐらいが気を付けたって地球環境全体に影響を及ぼすなんてありえない、という感覚がここまで地球環境を悪化させてきました。私たち一人一人の考え方がこの危機的な地球環境を作り上げてきたのです。

ということは、私たち一人一人の考え方一つで、いくらでも地球環境を変えていくことが出来る、ということです。
どんな小さなことでも構いません。一日ひとつずつ取り組んでいきましょう。一人一人は小さな力ですが、それが継続され合わされることにより大きなうねりとなって私たちの、かわいい子どもたちの未来を切り拓いていくことになることでしょう。大人のそのような生き様は自然に子どもたちにも伝わっていくことでしょう。

「千里の道も一歩より」という言葉もあります。今、私たち大人の生きざまが問われています。幼児教育においても、日々の実践においてそのような考えを頭の片隅に置いた取り組みが必要な時代になったと言えましょう。