親が子を思う心が親子の絆を深める

珍しく西尾市内に雪が降り園庭にも5センチほどの積雪がありました。
大人は移動手段が混乱し大変苦労をしましたが子どもたちは大喜びです。
大人もなんだか少しウキウキした気分になってしまいましたね。

大人だから子どもとは違うということではなく、子どもの心に様々な経験から大人の心がつけ加えられていったと考えた方がよさそうですね。
大人になっても少年の心を、あるいは乙女心を持っているというのは素敵だと思います。
雪の日に親子で楽しく遊ぶ様子がありましたが、お母さまもキャッキャッと楽しんでおられました。お母様が楽しくしているので子どもも自然と楽しい気持ちになります。
この経験が子どもにとっては親をより信頼できる存在と認識する体験となりアタッチメントが深まってゆくことでしょう。

親子の絆は、産んだから、産んでもらったから芽生えるものではありません。このような関わりを通して醸成されて(ゆっくりと育まれ)いきます。
親は子に対してこのような事を意識して関わっているわけではないので、あたかも自然に芽生えてきたように思えますが、実は毎日の子育ての中に親子の情を育む関りがたくさんあるのです。
あえて言えば、親が子を思う心が親子の絆を深めていっている、子どもの心を育てていると言ってもよいでしょう。

わが子をかわいいと思いかわいがる、その気持ちのこもった関りが親子の情を、子どもの人間的な心を育てていると言えましょう。
すてきな場面を見せてくださったこの親子さんに感謝の気持ちを捧げます。
私たち保育に携わる者も、このような親子の情に負けないくらいの気持ちで子どもを愛し心を育んでいかなければならないと意を新たにしているところです。

生きる

前の記事

「SDG’s」に向けて