避難訓練を行いました(地震想定)♤

地震想定の避難訓練を行いました。東南海地震の発生確率がどんどん上がっていると言われている昨今、備えておくことに越したことはありません。

地震の揺れが治まったころを見計らって、避難の放送を入れました。子ども達は防災頭巾を頭にかぶり、粛々と外に歩み出てきました。話したり走ったりせずに、整然と避難行動を行うことができました。園庭に集合し、点呼確認した後、次の行動に移りました。

次の行動とは、津波に対する避難行動です。

東北の大地震のように、大津波が発生しないとは誰も言い切れません。判断を躊躇したり誤ったりして多くの命が犠牲となりました。小さな子ども達の命を守るためには、様々な状況に応じた適格な行動選択、迅速な対応行動が必要です。当園は、平地の中では比較的高い位置にありますので、その点は有利です。標高と予想津波高から、園舎2階であれば余程の津波には対応可能と考えられます。もちろん、非常食と水の備蓄もありますし、給食食材の在庫もあります。でも、大事なことは、子ども達の可愛い小さな心の安寧です。保護者様方の御無事も願うばかりです。

よく見ると、大きな子が小さな子の手をつないでいます。

小さな子はお兄さんお姉さんの顔を見て、安心して導いてもらっています。大きな子ども達も小さな子ども達の顔色を窺いながら、大丈夫だよと安心させる声をかけながら顔色を窺いながら丁寧に助けてくれています。日頃から、深いかかわりが出来ているからですね。言われたからやっているのではなく、まるで、自分の兄弟姉妹を助けてあげるような温かさを感じます。

幼稚園舎2階ホールを津波対応の避難所としています。避難訓練の始まりにはびっくりして鳴き声も聞こえましたが、小さな子ども達も、先生や大きな子たちに守られて安心して静かにしていてくれました。そして、講評の後解散し、通常保育に入りました。