年中組のクッキング

「もちもちパン」を作ってみることになりました。始める前に、なにやら、打合せをしています。頭に巻いてある白いものは、お面をつけるためのものです。いろんなものになりきって、幼稚園中を走り回っています。お別れcooking 002.jpg小麦粉を入れて、お別れcooking 004.jpg


次に、卵を割って入れます。お別れcooking 005.jpg牛乳を入れ、かき混ぜます。お別れcooking 009.jpgわぁ、少しどろどろになってきた。お別れcooking 011.jpgここで、誰が思いついたか思い出したか?この前とってきたニンジンも入れてみようということになりました。「ニンジン入りもちもちパン」です。お別れcooking 015.jpgところが、ニンジンを入れたら、ニンジンの水分で柔らかくなりすぎてしまいました。こまったなぁ~。
給食室のおばちゃんに聞いたら、もう、小麦粉はない、とのこと。「黄な粉」はある、とおばちゃん。よーし、黄な粉で挑戦だ。「黄な粉風味ニンジン入りもちもちパン」に挑戦です。お別れcooking 024.jpgよく叩いて空気を出していると、その、叩いているリズムが、最初はばらばらだったのが、だんだん揃ってきました。とうとう、クラス全体がひとつのリズムにまとまりました(情動は伝染する)。みんなとリズムを合わせてパン生地を叩いて音を出すことが、とても楽しかったようです。こんなところからも、みんなと一緒にやることの楽しさを学んでいきます。お別れcooking 025.jpgこんな顔の形の生地ができました。子どもの発想は豊かです。可能か不可能化には関係なく、作りたいものを作ります。お別れcooking 031.jpg手がべたべたー! ほらぁ~、と言いながら喜んでいます。お別れcooking 032.jpgこんなかわいいパンを作るぞ、とこまめに作業を続けます。お別れcooking 035.jpgオーブントースターに入れて、焼きあがるのを待ちます。「早くやけないかなぁ~」お別れcooking 036.jpgこんなにかわいくて、いいにおいのパンができたよ。お別れcooking 038.jpg自分で作ったパンは、この世で一番おいしいパンさ!
このパンを作って食べるという活動の中に、たくさんの子どもの成長にとって得がたい経験が含まれています。おいしいパンを作ることは目的でなく手段です。パンを作る過程で起こる様々な人や物との関わりを通して、子どもの発達を援助することが大切ですね。