本年度最後の保育(預かり) ☆☆

本年度最後の保育の日となりました。一年間、皆様には何かとお世話になりました。様々な形で園の運営、子ども達の教育にご協力賜り、厚く御礼申しあげます。
特に、年長児の保護者様には3年間おつきあいくださり、誠に感謝に堪えません。お世辞ではなく、皆様のご協力があればこそ、子ども達のすばらしい発達の援助ができます。そしてそれは、将来にわたって子ども達を幸せに導く力となっていくことと思います。
本日をもって、平成19年度のファミリークラス(預かり保育)も終了です。先日、公園に遊びに行ったときの写真を元に、保育を振り返ってみたいと思います。
200326 公園遊び 011.jpgかわいいお姫様がふたり。どの写真を見ても、子どもが一人でつまらなさそうにしている場面はありませんでした。響き合い、心と心が触れ合っている様子が良く見て取れました。
年中児、年少児だけのお散歩です。1年間で随分しっかりしてきました。お友達とわいわいお話しながら歩いています。でも、危険のないように自分たちでルールはきちんと守れるようになってきました。200326 公園遊び 002.jpg


公園に着くと、さっそく遊具で遊び始めました。嬉しくて楽しくて、走り回っています。200326 公園遊び 004.jpg芝生の上をごろごろ転がります。土や草のにおいをかぎ、感触を味わい、自然と直に関わっています。このときのこの感覚が、自然のイメージとして心の奥深いところに蓄えられていきます。200326 公園遊び 015.jpgこどものおどけふざけ行動です。人がびっくりしたり、笑ったりすることを想定した行動ですね。かかわりそのものを楽しもうとしています。200326 公園遊び 017.jpg高いところに登るのも大好きです。自分の力を試すことで子どもは成長していきます。冒険心と安心と、子どもは両方を天秤にかけながら活動しています。200326 公園遊び 019.jpg「ほら、どろんこになっちゃった」と、喜んでいます。大人は泥んこになることは良くない事と思ってしまうこともありますが・・・。200326 公園遊び 021.jpgたくさん、お花を摘みました。帽子にいっぱいになるまで頑張りました。たくさん集めることが嬉しかったのですね。200326 公園遊び 034.jpg砂場の枠の上を歩いています。特に意味があるわけではありませんが、できるかな?やってみよう!という単純な考えです。でも、こんな風に、面白がったり、挑戦したりしながら子ども達は自分の能力を高めていっています200326 公園遊び 041.jpg
子どもは、遊びで育つと言われています。それは、子どもにとっての遊びは、享楽的な、時間つぶし的な人生にとって取るに足らない無駄ごとなのではなくて、自発的に取り組む活動であると言う点に尊さがあります。
自発的であるからこそ、もう少し頑張ってみようとか、こうしたらどうなるかとか考え、活動に広がりや深まりが生まれます。子どもの発達は、今だけや将来のことだけを見ていると誤った判断をしてしまう恐れがあります。それは、肉体的にも精神的にも私たちは歴史というものを背負っているということです。
個体発生は、系統発生を繰り返すと言われているように、一人一人が生命の進化の過程を通り、人間的な文化の発達の過程を通るということです。時代が変わっても、根本的な人間の発達は変わりません。それを基本に置き、さらに社会に適応していける能力を身につけることを考えていかなければなりませんね。