東海北陸地区 教育研究大会に参加します
26日、27日と今年は岐阜県で開催される東海北陸地区(8県)の私立幼稚園教育研究大会に当園から4名が参加します。このため、夏期ファミリーさんはこの両日はお休みとさせていただいております。悪しからず、ご了承ください。
1日目は、シンポジウムです。
パネリスト
湯川秀樹先生(文部科学省初等中等教育局幼児教育課 幼児教育調査官)
今村光章先生(岐阜大学教育学部 准教授)
保護者代表
コーディネーター
足利静子(岐阜県私立幼稚園連合会副会長)
2日目は、分科会に分かれて、それぞれのテーマで研究を深めます。
園長は、第4分科会「幼児期の学び:友だちとのかかわりの中で」
・・・幼児にとって、友だちとかかわることはなぜ大切なのでしょうか・・・
に司会者兼ディレクターとして、分科会をコーディネイトする役として参加します。幼稚園生活において、友だちができ、様々なかかわりの中から人間関係が深まっていき、友だちと協同的に遊び学ぶ姿を見せるようになる発達の過程を、活動の裏にある子ども達の気持ちを解きほぐしながら考えていきます。
人間関係をうまくこなす力は、教えるだけではなかなか身につきにくいものです。子ども達同士の関係を心の面で理解し、教師の適切な援助によって、その発達を助長する保育について考えていきます。
研究協議内容
幼児が友だちと関わる事で、何が起こっているのでしょうか。そしてそれは、幼児の心や体にどのような影響を与えているのでしょうか。
場を共有することで生まれてくるものがあります。同じ動きをしたり、同じ言葉を使ったりします。同じ遊びをしていることで、相手と自分がつながっている、仲間なんだという意識を感じたり、心が共振している感覚を味わったりもします。共にあることを喜ぶ気持ちが芽生え、友だち関係ができていきます。
友達ができると、一緒によく遊びます。その中で、子どもたちは自分の思いを相手に伝えたり、相手の思いを受け止めたりして、一人でいるとき以上の楽しい遊びを展開し、充実感を味わうようになります。
どのような姿をもって子どもたちが共同的であると言えるのでしょうか?
子どもが友だちと関わろうとする気持ちはどこから生まれてくるのでしょうか。また、かかわりの中で子どもたちは何を感じ、その心の中で何が育とうとしているのでしょうか。今、必要な子どもの心の情緒的または共感的理解と、その発達を援助する保育のあり方について、子どもの生き生きとした生活の中で考えて生きたいと思います。