外遊び大好き!!☆☆
子どもたちは、外遊びが大好きです。子どもの育ちに、遊びが大切と言われて久しいですが、この子どもたちの様子を見ていると、なるほどと思われる場面がたくさん出てきます。自分の子ども時代と照らし合わせて考えると、よりいっそう理解が進みます。先生がラインパウダーで道路をつくってくれました。さっそく、はみでないように三輪車が慎重にやってきました。ちょっぴり不安に、寂しくなって先生に抱っこしてもらっています。あまえんぼうだって?いえいえ、先生から元気を貰ったら、園庭へ飛び出していきましたよ。抱っこされるから甘えん坊ではないのです。
スクーターの子どもたちも道路に沿って、慎重に運転しています。目的に沿った行動をしようとする過程で、自分の体を自分の意思に沿ってコントロールする力が育ちます。
補助輪つきの自転車を先生に押してもらっています。自転車を漕ぐ力はありませんが、進む方向をコントロールする力はありそうです。「イェーイッ!」ゆらゆら揺れる不安定な橋で遊んでいます。この不安定さが楽しいのでしょうね。
「イェーイッ!」、ピンクのかばは人気者です。まだ、自転車を押してもらっています。自分が納得するまでとことんやりますから、どんなことでもできるようになるのは、推して知るべし、といったところでしょうか。
スクーターと荷車もやってきました。お部屋の中では、マリンバを見つけてたたいています。ぽろんぽろんと素敵な音を楽しんでいます。演奏の第一歩ですね。立派に演奏することもすばらしいことですが、音やメロディーを楽しむ心をまず育てたいものですね。
外では、自転車もやってきました。荷車に子どもを載せてやってきました。自転車も増えて随分にぎやかになってきました。顔を隠して何をやっているのでしょうね。なんだか、ぶつくさいってますよ。「もう、いーかいっ」「聞こえなかったかな?」「じゃ、もういっかい、もういーかいっ!」「じゃぁ、行きましょうか?」「みーぃつけたっ!」「こんなところにいたんだ」「ほら、すごいでしょっ」「わたしだって、ほら、見て」しばらく見ない間に、大変上達しています。サッカーは、男の子にいつも人気の遊びです。ボールを蹴っては追いかけています。
「みーいつけたっ!」今度は先生チームが隠れる番でした。小屋に潜んでいたところを発見されてしまいました。残念!
手をつないで走るのも楽しいものです。ちょっと、ここで一休み、「あーっ、たのしかったっ!」こういうことを繰り返しながら筋力やバランス感覚を育てていっています。園庭では子どもの数が増えてきました。みんな元気に走り回っています。子どもたちは、より良い成長をするために日々鍛錬して生きているのではなく(もし、そうだとしたら、つまらないですね)、面白そうだから、楽しいから思いっきり走り笑い泣き考え、体と心と頭を成長させていっています。そんなフィールドを用意することが教育者をはじめとした大人の役割かと考えます。ただ、一つの目的のための活動では、発達がアンバランスになる恐れがあります。幅広い活動をすることで、全体のバランスを取る力も生まれます。