避難訓練を行いました
地震を想定した避難訓練を行いました。
小さな子ども達は、不安がいっぱいです。訓練といえども怖くなってしまう子どももいますので、事前に分かりやすくお話をします。本当のことではないとわかってはいても、やっぱりちょっと緊張しているようです。
館内放送で、地震警報が発令されたと伝えられると、子ども達は、先生の指示に従って、机の下などに隠れました。年少さんも、先生のお話を聞いて、きちんと行動することができるようになってきました。先生のお話は聞かなければならないということを子どもに言い聞かせても聞こうとする態度が育つわけではありませんね。今までの先生との関係から、先生の話は聞いたほうが良いことがあると分かると、自然に聞くことができるようになります。
子どもは、理屈を押し付けることではそれを理解し、自分のものとしていくことは難しい発達の段階にあります。言えば分かるということではありませんね。もしも、言って分かるなら、100回言えばそれが身につくということであれば教育は簡単です。みんなすばらしい子になりますし、大きくなっても犯罪など起こるはずがありません。
ところが、人間は一人一人自分の心で生きていますから、心で感じることができないと、特に幼少の場合は理解につながりにくいですし、心や気持ちを伝えることすら難しいことですね。
揺れが収まったので避難を開始してくださいという放送で、子ども達はまず防災頭巾をつけます。年長さんはもちろん自分で身につけることができますし、年中さんでも、ほとんどの子どもが自分でつけることができます。
園庭に無事全員避難することができました。集団で行動することはとても大変です。でも、一人一人がその意味を理解していると、わりとスムースに行なうことができます。日頃からの接し方、信頼関係の形成が大切だと感じます。