浄名寺の紗蓮さん2(無財の七施)

紗蓮さんは、こんなことも教えてくださいました。
無財の七施
1.眼施(げんせ)・・・暖かい、優しいまなざしで接しましょう。
2.和顔施(わげんせ)・・・和やかな、微笑みのある顔で接しましょう。
3.言辞施(ごんじせ)・・・思いやりのこもった暖かい言葉をかけましょう。
4.身施(しんせ)・・・礼儀正しい振る舞いや、身をもって奉仕をいたしましょう。
5.心施(しんせ)・・・心のこもった思いやりのある心で接しましょう。
6.床座施(しょうざせ)・・・寝床や座席を譲ってあげましょう。
7.房舎施(ぼうしゃせ)・・・気持ちよいもてなしをしてあげましょう。


とは、言うものの、言うは易し行うは難し。
でも、少なくとも子どもと接するときはこうでありたいものですね。それは、子どもが相手の気持ちを読み取るとき、言語を通して理解する力が十分に育っていないからです。
心と心のコミュニケーションを子どもと図ろうとしても、言葉に自分の感情を乗せて運んでも、受け手である子どもにはなかなかその心情を理解することは難しいものです。それは、そのような経験があまりにも少ないからです。
先日の「子どもを敬っているか」に共通しますが、相手のことを好ましいもの、愛すべきものと心の底から思えるとき、このようなことが自然に行うことができることでしょう。
人間、死ぬまで修行ですね。それは、辛い修行ではなくて、より良い自分、より幸せを感じることができる自分に向かっての旅ですから、苦労が苦労ではなくて、喜びであると言うこともできるでしょう。
私自身は立派ではありませんので、皆様と一緒に、子どもたちと一緒に成長していける自分でありたいと思います。よろしくご指導下さい。