アートスクランブル vol.13

昨日、知立市文化会館パティオ池鯉鮒かきつばたホールで、アートスクランブル vol.13、ダンス 桃の花咲く・・・この世界がいつまでも続けばいいのに・・・が開催されました。(主催は、Dance Work こかチ オープンセサミ です。)
昨年は、「人属のマチエール」と銘うって名古屋で開催されましたが、今年はそれに続くオープンセサミとの合同の舞台です。オープンセサミは、様々なしょうがいを持つ子ども達のためのダンスワークです。
主宰のこかチ先生は、みんな同じだと言うことを伝えたいということをおっしゃって見えました。実際舞台を拝見させていただくと分かるのですが、そこには、しょうがいも健常もありません。一緒になり交じり合い、それぞれがそれぞれ色に輝く、素敵な世界がありました。
響き合い、感じあい、表現を通してコミュニケーションしているような不思議な感覚のなか、優しさと喜びが交錯する感動的な舞台がありました。


ダンスに関わっていない私が言うのも恥ずかしいことなのですが、あえて感想を述べさせていただきますと、皆さん成長したなあと思います。当園の卒園児もメンバーとしてたくさん残っていますが、先生とそのお弟子さんたち、というところから、一つのダンスチームへと進化したように思えます。
目で見て上手とか下手とかの理屈の世界ではなくて、直接心に伝わってくる感覚でした。
今、チベットで何かが起こっています。たくさんの犠牲者が出ているようです。イラクではまだ、米軍との争いが続いています。サブプライム問題で大変だとか、このまま円高が進んだらどうなるのとか、いろんな問題が世界では、身近でも渦巻いています。
オープンセサミの子ども達は、そんな大人たちの心配事を全く気にも留めず、明るく楽しそうに踊る姿で心を癒してくれたように思えました。今後も活動を楽しみ、来年もさらに素敵なステージを見せてほしいと思います。