お散歩デー ☆☆☆
園では、遠足以外にも園外保育を行なうことがちょくちょくあります。この日は、待ちに待ったお散歩デー!新しくできた碧南の臨海公園に出かけました。とても広いところです。子ども達は、きっと誰もが大好きになる場所だと思います。
年長さんが先発隊で出発しました。年少さんは、早く僕たちも行きたいなとバスを待ちます。目的があると強いですね。誰もこの集団から脱走しようとか、乱すような行動を取る子どもはいませんでした。子ども達みんなの頭の中は「早く、バスこーい!」そりすべりです。自分がすべらないのに、お友だちが滑れるようにボートを押してあげることを楽しんでいます。足つぼマッサージの回廊です。石で足の裏を様々に刺激できるように作られています。「イテテ、イテテ」と言いながら歩く子もいます。「う~ん。これは効くぜ!」子ども達は、どんなことにも挑戦したくてたまりません。わざわざこんな細いところにのらなくてもと思うのですが、これが楽しいんですね。最初は、「先生、手を持って」、と言っていたのが、だんだん一人で挑戦するようになりました。何度も何度も挑戦するのです。女の子たちも飽きずに何度も何度も挑戦していました。そして、とうとう誰の手も借りずに、不安定な場所でバランスを取って立っている事ができるようになりました。だから子どもは成長するのです。楽しそうだから挑戦する。わくわくドキドキするから楽しいのです。今、自分が持っている力でできるであろうことよりもちょっと難しいことに挑みます。「できるかもしれない」そんな思いを持つ子ども達はグングン成長していきます。
幼児期に育てるものとして、このように自分からいろいろなものに働き掛ける、挑戦してみようとする気持ちも大切だと思います。それは、経験がないとできません。いくら頑張りなさいと言っても、やればできるからと周りが言ったとしても、本人ができるかもしれない、やってみようかなという気持ちにならなければ何もできません。
自ら課題を設定し、挑戦し、それを乗り越える喜びをたくさん経験することが大切だと思います。
トランポリンのように跳ねて遊べます。子ども達の心も、大きく弾んでいます。表情から分かりますね。タイミングがずれて、みんなが「およよっ!」と崩れ落ちてしまいました。でも、それがまた楽しかったみたいです。笑い声がさらに大きくなりました。みんなの笑い声が響きあって、心と心が響きあっている様子が伺えました。一人ではなくて、お友だちと響き合えるから、より一層楽しいのです。
ただ、遊んでいるだけではなくて、いや、遊んでいる中で子ども達は自分を成長させていっています。たくさんの心が動かされる体験が豊かな心を育みます。