お別れ遠足に行ってきました 2

ひとしきり遊んだ後に、お待ちかねのお弁当です。200307 お別れ遠足 28.jpgおにぎり弁当を食べ、おやつをいただきました。おやつは、自分で選んできたものです。友達同士で交換したり、カードを見せっこして食べました。200307 お別れ遠足 29.5.jpg


実は、食べ始めたのが11時20分くらいだったのですが、その時点では、お腹がぺこぺこでした。どうしてか、早くお腹が空きます。そして、また、みんなで食べるから、おいしいことおいしいこと。200307 お別れ遠足 29.jpgお弁当箱と、おやつのゴミをきれいに片付けたら、活動再開です。
短い滑り台ですが、みんなで一緒に登ってはすべり、楽しんでいます。200307 お別れ遠足 30.jpg一人ですべるのはつまらないのですが、みんなですべると楽しいのはなぜでしょうか?
お昼休みは、そりすべりの係員さんが休憩中です。何もなくても、駆け下りたり、ごろごろ転がって大変な騒ぎです。200307 お別れ遠足 31.jpg何にもなくても子ども達は十分楽しめるようです。200307 お別れ遠足 32.jpgゆらゆらネットの上で、いい気持ち。200307 お別れ遠足 33.jpg狭いところが大好きです。(出てこれるのかなあ?)200307 お別れ遠足 34.jpgハウスも、ぎゅうぎゅう詰めだからこそ楽しいのです。200307 お別れ遠足 35.jpgもちろん、高いところも大好きです。見晴らしがとても良いのです。200307 お別れ遠足 38.jpgこんな、複雑なところなんかもおもしろく感じます。200307 お別れ遠足 37.jpg
子どもは、友だちと一緒に遊び共感することで喜びを倍増させています。また、一緒の体験をする友達と心通わせて仲間意識を強めていきます。一緒に楽しく遊んだ仲間だからこそ、転んだりしたら心配し、相手を思いやることができます。
人に優しくしたり、思いやったりする心の育ちは、このような実体験の積み重ねで育ちます。心が躍り、喜びを共感する体験が、心の成長には欠かすことができません。
楽しかった遠足も終わり、電車に乗って公園を後にしました。200307 お別れ遠足 39.jpg子ども達の様子を深く観察してみると、発達の姿が見えてきます。発達しようとする心や体が育ちつつあることが良く分かります。
少し難しそうなことに挑戦しようとします。高いところから飛び降りたり、ぶら下がったりします。そして、今までできなかったことが少しずつできるようになっていきます。
不安定な状態を楽しみます。ゆらゆらゆれるネットの上を移動したり、乱杭の上をバランスをとりながら渡っていこうとします。自分の体をコントロールし、バランスを取る力を養います。
一緒に楽しく遊ぶ中で仲間意識を高め、優しさや思いやりの心を発揮する素地を育てています。優しさは、理屈で身につくものではありません。心の中から沸き起こる感情です。
体と心は、かかわりあって成長します。3歳は3歳なりの経験の中から3歳としての心を育てています。5歳は5歳なりの経験の中から5歳としての心を育てています。腑に落ちる、納得する、そんな理解は、多様な実体験が基になっています。