人とのかかわり
写真を撮るよと言ったら、ポーズをとってくれました。本人たちはかっこいいボウケンジャーになりきっているようです。
子どものときは、どの子もどの子もその子らしくいきいきと輝いていているのに、大きくなるにしたがって、いじめやトラブルが増え、人の命にかかわるような事件になってしまうことは、大変悲しいことですね。子どもは、勝手に曲がっていくのではなく、周りの様々な環境に適応するように変化していきます。その意味では、私たち大人が作り上げているこの社会の影響は大きいものと言わざるをえません。
幼稚園の子どもたちは、もちろんケンカもありますが、様々なトラブルを通して、大人たちの助言や援助を受け、相手の気持ちに気づいたり、あるべき自分の姿に気づいていったりします。
友だちと心通わせて、十分に遊びこむ経験を積むと、相手の気持ちと自分の気持ちとつながっている、ことばが十分でなくても、相手の気持ちを読み取ったりすることができるようになります。
私たち人間は、別個の存在ではありますが、物理的につながっているわけではないですが、深層心理の中ではつながっていると言われています。
あくびが伝染するなんて信じられませんでしたが、テレビで実験しているのを見て、へぇーと思いました。
心理学者のワロンと言う人が、情動は伝染するといいました。なるほど、相手の感情に応じて、自分の感情も左右されることから納得させられます。
一人一人の存在が、周りの人から善として捉えられ、お互いに尊重し合えるような人間関係に基づく社会作りができると素晴らしいですね。
そんな人間に少しでも近づきたいと思います。