スキンシップの大切さ

スキンシップが大切だって事は、今までさんざん言い尽くされてきました。それでもなお、口をすっぱくして言います。スキンシップが大事です。
でも、触ってればいいというものではありません。手をつないでいればいいというものではありません。抱っこしていればいいという事でもありません。
お母さんの心を、気持ちを、身体接触(スキンシップ)を通して伝えましょう。言葉で伝えようとしないで、スキンシップそのもので、お母さんの心を、気持ちを伝えることが十分にできれば、子どもは、とっても良い子に育ちます。


人間が生まれてすぐに持っている外界を知る能力として、五感があります。味覚、触覚、嗅覚、視覚、聴覚ですね。これらは、徐々に育っていくものではありますが、基本的に持ち合わせています。
この中で、相手の感情を最も感知しやすい能力が「触覚」です。優しく母の腕に抱かれている心地よさ、ほほにキスをしてくれるくすぐったさ、優しく腕を撫でられる気持ちよさ、こんなところから、相手の気持ちを感じ取っていますね。
優しい笑顔(視覚)はどうでしょうか?
極端な話ですが、「優しい笑顔」を子どもに見せながら、腕をつねって痛い思いをさせていたとしたら・・・
子どもは「優しい笑顔」を痛くなるものだと学習してしまうことでしょう。
味覚や嗅覚、聴覚を使って幼い子どもに愛情を伝えることは、少し難しそうですね。本能的に、動物的に人間の身体にとって良いものは、善の刺激として受け取れますが、その中に愛情を感じさせることは大変です。
昔、ハーローという人が、こんな実験をしました。
赤ちゃんざるに、母親のモデルを2体提供しました。
1体は、針金でできており、しかし、ミルクが出るように作られています。
もう一体は、ミルクは出ませんが肌触りの良い布で作られていました。
何もないときは、針金お母さんのミルクを飲んだりしていましたが、びっくりさせると、肌触りの良い布お母さんにしがみついたそうです。
お母さんの腕の中の温かさ、お母さんのにおい、子どもは一生それを忘れません。お母さんの愛情を十分に感じているからこそ、前に向かって勇気を出して歩いていけることでしょう。