にんじん戦争 最終章 $&#?
水曜日年長、木曜日年少ときて、いよいよ金曜日は最後の年中さんです。一昨日の年長や昨日の年少を見ているので、やる気満々です!やっと自分たちの番が回ってきた。
気力、体力充実の子ども達です。
お母さんから、」たくさん採って来てねと頼まれた子ども達。もっともっとと力が入ります。次から次から引き抜かれるにんじん。大きいのや小さいの。デブや痩せ。赤ちゃんのように小さいのは、大切に宝物のようにして持ってかえっていきました。うほほほほ。大収穫。
重くてもへっちゃらです。こんなときはいくらでも力が出ます。帰りのバスの中で、歌声が聞こえてきました。発表会で歌った曲「にじ」のようです。歌の輪が広がり、大合唱になりました。手話の振り付けもバッチリです。子どもたちにとって発表会はとても楽しかったようです。子ども達の心と心がつながりあって、一緒に生きる仲間であることの喜び、楽しさが伝わってきます。子どもの心の中に起こるさまざまな心情、心揺さぶられる体験が、豊かな情操を育てていきます。
発表会は、やらされるのでなく、自分たちの思いや考えを人に伝える機会です。
声を出して歌うことの楽しさ気持ちよさ、楽器をいろいろ叩いてみて、音の強弱や高低、メロディーを楽しむこと、劇の役になりきって、日常の自分でない自分を演じてみる楽しさ。
そんな体験を積んできたからこそ、終わってもこのように歌が出たり、劇の台詞を楽しんだりしています。日常生活の中で、特別な言い回しや誇張したしぐさを出すことを楽しみ、それを見る事を楽しみ、お互いが同じ事を喜んでいると、心と心がふれあっている事を喜んだりして、より充実した日常生活へとつながっていっています。
「にじ」 作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか
にわのシャベルが いちにちぬれて
あめがあがって くしゃみをひとる
くもがながれて ひかりがさして
みあげてみれば
ラララ にじがにじが そらにかかって
きみのきみの きぶんもはれて
きっとあしたは いいてんき
きっとあしたは いいてんき
子どもは、大人にとって夢であり希望です。明日の地球を作るのは間違いなくこのかわいい子ども達ですから。
どんな未来がいいかって?
子ども達が幸せになれる未来がいいに決まっています。それは、子ども達の心にかかっています。
人を押しのけてでも、自分だけいい思いをするとか、物欲が満たせるとか、そんなのではなくて、
いろんな人がいて、それぞれがその存在を認められて、それぞれが生きる価値を見出しながら充実感を持って生きる。そんな世界を子ども達には作って欲しいと願っています。
だからこそ、今私たちは心豊かな子どもを育てるための生活を作り上げる必要があります。しっかりとした人間性の基礎も、このようなことがベースとなって形作られていきます。