おおきな顔を描いています !!
ホールに入ったら、いきなり大きな顔が目に飛び込んできました。これは、いったい何でしょう?
年長の男の子と女の子が、刷毛を持って、楽しそうに色塗りをしています。自分たちで役割分担しながら、それぞれの受け持ちの部分を塗っています。
この大きな顔が、いくつもあるのですが、どうも、2月の発表会で全ての謎が解けるそうです。とにかく今は、子ども達は大きな顔に色を塗ることが楽しくて楽しくて仕方がないようです。
ある目的のために、子ども達はこの活動に取り組んでいます。考えてみれば、子どもの様々な活動は、ある目的のためになされることが多いようです。それは、やることがおもしろそう、楽しいといった気持ちを満足させるものがほとんどです。
そうですね。立派な作品を作るために、人からほめてもらうために絵画や造形物を制作するのではなく、それを作る過程そのものを楽しんでいます。また、それができた後の楽しみがあるものもあるでしょう。たとえば、ごっこ遊びに必要なオモチャや道具を作るときです。
活動すること、活動している事を喜ぶこと、そんな今を精一杯に生きる子ども達は、その過程を経験することで自分というものをグングンと成長させていっています。
ひょっとすると、生きるっていうことはこういうことが原点なのかもしれませんね。私たちは、生まれたことに感謝し、今生きている事を喜び、明日に向かって進むことに希望を抱く、そんなことを子ども達は教えてくれているように思えます。
子ども達が楽しんで作った大きな顔を、発表会で楽しんでください。