楽しい夏まつり3 ♪
射的もあります。鉄砲ではなく、ゴムで飛ぶ手作りロケットで的を狙います。
「こんなのもらったよ」景品をもらって嬉しそうです。一年に一回、お姫様のように変身して夜店を楽しみます。
お面コーナーも時間とともに繁盛してきました。
無料で、自分のお気に入りのオリジナルお面が作れるとあって、女の子にも男の子にも人気です。
役員さん渾身の「虫くじ」です。
普通のくじに加えて、カブトムシやクワガタムシも当たります。前日に役員さんたちによってパック詰めされた虫さんたちは、健康管理のため、クーラーの効く園長室でご宿泊いただき、当日に備えました。当たると、子どもたちは大喜びですが、お母様方は「えっ、……」と絶句されます。「絶対に、面倒見るから」と、子どもは言いますが、面倒を見ることの実際の意味も分からないのにきちんとできるわけがありません。ま、ここは一つ、大きな心で、子どものかわいい夢に気持ちに付き合ってやってくださいと、お願いするしかありません。
我が家でも、絶対に面倒見るからと言って飼い始めた犬も、朝の散歩は父親の仕事、夕方の散歩は母親の仕事になりました。でも、目くじら立てて「うそついた」と怒るのではなく、しっかりとフォローしてあげることで、子どもは、自分の気持ちが親に大切に守られているということに気付くときが来るのではないでしょうか。
全てのことを理屈で論理的に解決するのは、なんだか少し寂しい気がします。きちんとしていない、いい加減だ、行き当たりばったりだと批判されるかもしれませんが、人間の生きる世界って、どんなんであればよいのでしょうね。人間的であるってどういうことでしょうか。そんなことを私たち大人が考え、子どもたちに接していかないと人間的な心を育てることが難しいような気がします。少なくとも、教育においては、人間を人間として育てることになっていますから。理屈に合う論理的思考のできる規格品を育てることが、教育がうまくいっているように思われがちですが、如何なものでしょうか?少なくとも、将来の世界は、子どもたちの未来は子どもたちが創るという当たり前のことから考えますと、教育の影響の如何に大きいことか!今ある価値観を大人の視点で押し付けることではなく、新しい価値を世界を創造できる心を育てることこそ、教育に求められているのではないかと考えます。そのために私たちは、どのようにあればよいのでしょうか?教育の道は、果てしなく終わりのない探求の道です。第二次世界大戦で、命のビザを発給し続けた杉浦千畝氏、外務省の訓令を無視し、自分の地位や立場はもちろんのこと、命さえも危うくなるかもしれない状況の中で、自分の良心に従い6,000人以上もの人々の命を救った心はどのように育てられてきたのでしょうか。
これからの社会は、今まで経験したことのない難問にさらに突き当たることでしょう。そんな時、人間的な心で人間社会を救っていける人間に育ってほしいと考えます。そのために我々幼児教育に携わる者に課せられた責任は重大です。皆で知恵を出し、理解と協力で新しい社会を作るお手伝いをしていきたいと考えます。
早く自分の順番がこないかなあと、待つことができる子どもたちです。我先にと争うことなく、順番を守ることができる子どもたちです。
輪投げも子どもたちに人気のゲームです。
暗くなってきたら照明を点けて盆踊り、そして保護者のアトラクション、職員アトラクションと続きます。
そして、最後はお父さん方による花火です。
家庭ではなかなかできない種類と量で見ている人を楽しませてくれます。
役員さんをはじめ、多くの人のご協力により、子どもたちに素敵な夏のお祭を経験させてあげることができました。心より御礼申し上げます。