「子育てを考える集い」を行いました。

法務省が提唱し、保護司会が中心となって行われていた「社会を明るくする運動」がありましたが、幼少時の子育てを見直すところから良い子を育て、犯罪率の低下につなげようと、、「子育てを考える集い」として幼稚園や保育園で一年おきに開催されています。
本年度においては、当園では、まず「社会性の発達」というビデオを見て、それを元にグループに分かれ、日頃の子育てについて話し合いました。220125 子育てを考える会 001.jpg最初は、どうしても固くなりますが、慣れてくるとお話しが弾みます。220125 子育てを考える会 002.jpg


お父様や保護司さん、民生委員さんも加わり、様々な立場で、子育てについて意見を交換しました。220125 子育てを考える会 004.jpg220125 子育てを考える会 006.jpg
社会性の発達が何をおいても大切なことは、論を待ちません。人間は、高度に社会化することによって、このすばらしい文化文明を作りあげてきました。
ところが、地球環境が取りざたされるようになると、果たして人間の作り上げた文明が善か悪か、人間の存在そのものが場合によっては否定されかねない状況ですね。
しかし、これから、まだその進路を修正していくことは可能です。自分達にとって、自分の幸せのためにも、よりよい社会を創っていける子どもを育てることは私たち大人の責任ですね。
ただ単に、よりよく社会に順応して生きていける巧みさを身につけることを目的とせず、それは、あくまでも手段であり、目的はよりよい社会をいかに創りあげるかと言う事ですから、・・・。
言語は、社会化のために必要です。社会の一員として生きていくために言語を習得することは必須の条件です。言語は、社会との関わりから入ってきますから、「卵が先か、鶏が先か」という議論ではなく、言語を習得する力と社会化していく力は相互に補い合って発達していっていると言えるかもしれませんね。
社会に対して肯定的な感情を持つ事がそのベースになりますから、周りの人間が明るく肯定的に人生を歩んでいないと、向社会的な考えを持てるような援助はできにくいものですね。
さりとて、この不況は自分の責任ではない、と言いたくもなりますが、大切なことは、そんな環境の中でもどのように生きるかと言う姿勢が問われているのでしょうね。ますます先行きが不透明な時代になりつつありますが、だからこそ可能性が大きいと言えるかもしれませんね。