価値観の転換を !

西尾幡豆青年会議所は、
  「親が変われば子どもが変わる
     子どもが変われば未来が変わる!」
というスローガンのもと、教育トークリレーを行なってみえます。
第5走者の西尾幡豆医師会会長の田中正規先生からお許しをいただきましたので、ご紹介致します。
1.人間個人には遺伝子の違いがあり、体力も差があり、本来平等ではありえない。しかし、チャンスは平等でありたい。
2.本来目指すべきは楽ではなく、健やかではないだろうか。
3.まず、生きることを大切にし、仲良く健康に暮らせることを第一に考える必要がある。


4.将来の日本を任せるべき人たちへの使命として、社会保障と教育にしっかりと国が予算を当ててほしい。
5.お金を稼げないことは恥ずかしいことではなく、お金よりも大事なものがあることを子ども達に知らせる必要がある。
6.子ども達には夢を持たせること、時には失敗することを恐れないことも分からせる必要がある。
–園長雑感–
貨幣の多寡など数字で様々なことが計られる時代となりました。本来、曖昧模糊とした人間でさえも偏差値などで序列化されてしまっています。
人間が人間として生きている喜びや充実感は、数字の中からはなかなか現れてはきません。むしろ、数字とはあまり関係のないところでそのようなものは感じられているのではないでしょうか。
幼児教育においては、何かを身につけるというよりも、経験を積むことを大切であるとしています。教育要領においては、心情・意欲・態度を育てるとしています。
これらは、その子どもが子どもらしくある基本であり、また、長い教育機関を順調にすごしていくための基礎となるものです。さまざまな経験、さまざまなかかわりの中で、子ども自らが感じ考え行動し、心を育てていってほしいものだと思います。
私たち大人の考えている事が、次の世代に現れてきます。かわいい子ども達が一人前となって生きる社会の芽は、実はわたしたちの心の中にあるのだと気づかされました。ありがとうございました。