運動会予行演習を行いましたⅡ☆☆

年少児のお遊戯です。音楽に合わせて踊ることが大好きです。

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年中児のお遊戯です。年中児は、ただ先生が指示したように踊るのではなくて、踊りとその進行に意味があり、それを理解してヒーローになりきって演技をします。

 

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秘密のアイテムを手に入れることによって、今よりも格段にパワーアップしたヒーローになる。そして、その力で大きな岩をも打ち砕く、ということらしいです。

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しかし、その力は強いだけでなく、困っている人を助ける優しさも持ち合わせている本物のヒーローであるという設定だそうです。社会で生きる面でもそうですね。「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている価値がない」といったようなコピーをどこかで見たような気がします。強く賢くに加え、優しくというのは人間的にとても大切な資質ですね。子どもたちは、様々な活動を友達と経験する中で、仲間の大切さありがたさを経験していきます。

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年長児の組立体操です。一人一人が、自分のかっこいい所を見せようと真剣です。

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かっこいい年長さんの演技に年中さんは圧倒されています。食い入るように見つめています。自分たちも来年はあんな風になりたいとあこがれの目で見ています。

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三人組の演技です。移動もスムーズです。

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一人一人の真剣さが、技を完成させていきます。

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四人技です。3人から4人のグループへの移行もスムーズで、あっという間に準備ができ、あっという間にかっこいい技が成功しました。誰もが上に乗るかっこいい役をやりたいともめるところですが、グループ内で話し合い自分のポジションを決めました。まず、目的は4人でかっこいい技を成功させること、それを達成するために自分は何が出来るか、友達との関係の中で自分はどうあればよいかをきちんと考えて自分のポジションを決定することが出来ました。そこに至るまでは、様々な葛藤があったことと思います。上に乗りたいけど自分は大きいからしっかり土台役になって頑張ろうと決めた子もいますし、上は怖いけど、みんながやってくれというからがんばるよ!でもきちんと支えてね。などと様々な子どもたちの思いを集約して一つの技が完成しました。ここに至る道のりは険しかったけれど、その分、仲間意識が強まり、信頼関係が深まりました。顔と顔を合わせ、阿吽の呼吸でうなずきあえるこんなすてきな仲間たちと過ごす幼稚園生活は楽しくて仕方ありません。練習があるから嫌だという声がないのはもちろんのこと、幼稚園に行きたくないという子供はまず、いません。練習をたくさんして上手になったわけではありません。先生に叱られるのが嫌で頑張ったのでもありません。かっこいい自分でありたいから、素敵な仲間とやりたいから、友達にお願いされ頼られているから、と主体的に取り組んでいます。厳しくしかられて、立派にできればそれでもできている成長していると言えるのではと思えますが、しかられるのが嫌でやっているので、基本的には嫌なことから逃げている、逃げるためにやっているだけなので、友達との信頼関係の深まりや達成感がどうかと言われると疑問です。目に見えて出来ていることと、心が育っているということは考える次元が異なりますね。運動会は、かっこいい姿を見せるためにあるのではなくて、子どもの心の成長のためにあります。

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年少児さんが集まっていたので、何事かと行ってみると

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紙芝居屋が開店していました。

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食い入るように見ています。紙芝居の世界の中にどっぷりはまり込んで想像の世界を楽しんでいます。

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帰りの先生のお話しの時間です。今日の頑張りをいっぱいほめてもらって大満足です。

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先生にとっても子どもたちにとっても大変有意義な一日でした。しっかり今日生きたという実感が得られれたことでしょうね。