標識を作りました2 ♪☆

文字は、意思や気持ちを伝えるための道具です。木をくっつけるときに、釘とトンカチを使うように、人に自分の思いを伝えるときに言葉を使います。そして、消えてしまうと困るときには、文字を使い、長く言葉を残します。道具としての言葉の意味をきちんと理解しながら、さまざまな言葉と出会って、豊かな生活を作り出してほしいものです。230605 標識制作 012.jpgラミネート加工しています。長く言葉を残すための工夫です。
どんな標識を作ろうか考えています。230605 標識制作 001.jpg


気付いたこと考えたこと伝えたいことを書き留めます。230605 標識制作 009.jpg思い思いの形に切り出します。230605 標識制作 008.jpg「ぼく、こんなのつくったけど、わかってもらえるかな?」230605 標識制作 006.jpg「わたしは、わかりやすくつくったわ」230605 標識制作 002.jpg一目瞭然です。色使いも見る人が分かりやすいものになっています。すばらいですね。相手の立場に立って、見る人の立場に立って製作されています。形も目を引きます。
ここに貼りましょう。230531 標識制作 003.jpg「ここには、これを貼って」230531 標識制作 004.jpg
「うーん、これはここだ」230531 標識制作 003.jpg「とおくからでもわかるように、たかいところに」230531 標識制作 011.jpg「ろうかをはしらない、がじょうずにはれたわ」230531 標識制作 014.jpgでも、残念、その標識の横を駆け抜けていく男の子230531 標識制作 015.jpg230531 標識制作 016.jpg「もう、せっかく貼ったのに、怒るわよ」230531 標識制作 017.jpg「玄関には「おもちゃをもってこないでね」と書いてあります。そんな経験をしたのでしょうね。230531 標識制作 018.jpg文字は、この現代文明の中で、より良く生きていくために必要な大切なスキルです。その特性を知り、うまく使いこなすことで、自分の生活が便利になったり、幸せを感じたりすることができます。頭ごなしに無理やり覚えさせるのでなく、その成り立ちや特性を感じながら、さまざまに使ってみることで、便利さを感じ、うまく使いこなせるようになっていくものと思われます。
幼児期においては、「知る」よりも「使ってみる」ことのほうが大切かもしれませんね。年齢に見合った知識の量を、年齢に見合った使い方をすることで、十分に使いこなす能力を身に付けていきます。今出来ることを100%やりきることがより高次な、難しいことを理解していくベースとなっていきます。徒に、先へ先へと求めすぎますと基礎が疎かになってしまう恐れも出てきます。基礎は、たくさんの実例の中から発見される共通の原理原則のようなものですから、時間はかかりますが、丁寧に文字やいろんなものごとと出会わせてあげたいものですね。