寒い日が続きます。でも、元気!

「子どもは、かぜの子」もう、書くのが恥ずかしいぐらいに言い尽くされてきた言葉です。寒くっても、暑くっても子ども達は元気いっぱい!!毎日の生活を楽しんでいます。
朝の時間は、まだ、お友達がたくさん集まっていないので、少人数の遊びをしています。女の子たちの間では、ぬりえがお気に入りのようです。210126 日々の様子 014.jpg大きな紙を使って、大きな空気鉄砲を作っています。さぞかし大きな音がすることでしょう。210126 日々の様子 004.jpg


戦いごっこが始まってしまいました。別に、こちらがしたいと思っていないのにうまく子どもたちにのせられてしまいます。一人が園長の足にまとわり付いています。210126 日々の様子 006.jpgちょっかいを出しては、つかまりそうになると逃げます。あちらこちらから攻められるので、反撃がなかなか大変です。210126 日々の様子 007.jpgだんだんと追い詰められてきました。210126 日々の様子 008.jpg廊下の奥に押し込まれてしまいました。210126 日々の様子 009.jpgでも、ひとしきり遊んだ後で、休戦が成立。成立の証に、抱っこをしてあげました。210126 日々の様子 010.jpg3歳児は、追いかけっこが大好きです。何人かで園長室にやってきては、ちょっかいをかけていきます。そして、追いかけられると「きゃーっ!」と言って逃げます。何回も何回も繰り返します。逃げていって、はぁはぁぜいぜい言っているのに、誰からともなく「もいっかい、いってみよっか」という言葉が出ます。
追いかけっこを楽しんでいる部分もありますが、実は、友だちと一緒にやるところがミソなのです。2~3人でやっていたところ、おもしろそうだと思った子ども達が仲間入りしてきて、仲良し軍団が出来上がります。
子ども達共通の敵(園長)がいることで、子ども達の団結心は高まります。同じクラスの子どもだから仲良くなるというのは表面的な見方です。その中でどのような共通体験が繰り広げられるか、活動においても情緒面においても自分と一緒と思える相手だからこそ、仲間だと心で感じるのです。
このようなことは、理屈で教え込んでも身につくものではありませんね。体験の中でしか育つことができません。「あ、うん」の呼吸ができない、場の雰囲気が読めないという子どもがいるとすれば、それはこのような体験が不足しているからですね。
そして、いつまでもこんなことをやっているかというと、そうではないのです。こういうことって、年少さんがほとんどです。これに飽きてしまうから、また大きくなるとやらないとも言われていますが、これよりももっと楽しい遊び方を知ってしまったのでこのような遊びをしなくなるということかなと思います。
遊びの質も、実は進化しているのです。それに連れて、人間関係も複雑になり、相手の気持ちに気付いたり、自分の思いを相手に伝えようとして、コミュニケーション能力が醸成されていくのでしょうね。
発達のために必要な心情意欲は、子ども達の中で子ども達同士の体験の中で育まれます。これが土台になって、様々な知識や知恵も学びあい育ちあうことができるようになっていきます。
仲良し!だから、くっついていたい!210126 日々の様子 005.jpg「おれたちだって、仲間だぜ!」210126 日々の様子 031.jpg「ぼくたちも、お友だち大好き」210126 日々の様子 026.jpg心が通じ合い、学びあい育ち合う子ども達はとてもすばらしいものです。発表会に向けての活動も取り入れられている時期ですが、何気ない日常の一こまを大切にしながら、子ども達と生きて行きたいと思います。