はしご車を見に行ったよ!

年中組の子ども達が消防署を見学に行きました。消防署には、子ども達の興味を引くものがいっぱいです。特に人気なのがはしご車です。グィーンとはしごをいっぱい伸ばして、高い所から放水したり、人を救助する様子は、まさにヒーローです。憧れのはしご車の前で、写真を撮らせていただきました。200924 誕生児写真 014.jpg200924 誕生児写真 015.jpg嬉しくて嬉しくて、思わずポーズが出てしまいました。嬉しい心が、嬉しい体を表現します。


実は、この日はカッコイイ消防自動車の話をしていて、絵を描こうということになりました。画用紙にクレヨンで思い思いのはしご車を描き始めました。200924 誕生児写真 022.jpg前から見てもかっこいいんです。この迫力!圧倒されます。200924 誕生児写真 024.jpg
はしご車を前から見て描く子ども、側面から見て描く子ども、様々ですね。自分で感じたものを現そうとしています。大人は、はしご車を描きなさいと言われると、大半の人は横から描くことかと思います。はしごという言葉に影響されているのかもしれません。
子どもは、はしごを載せている消防自動車だからはしご車というのではなく、全体で捉えていますからはしごのあるなしはあまり問題ではないのかもしれませんね。論理的に分析的に理解するのではなく、感覚的に全体的に理解するのが子どもの特徴ですね。でも、本当はそれが大切なのでしょうけどね。大人になるにしたがって、私たちは大事なものを見る目を失ってきてしまっているのかもしれません。
医療の話でこんなようなことを聞いたことがあります。西洋科学は、物を理解するときに細分化していき、分析的にその組成を調べます。ですから、医療においても、熱が出たら下げる薬や方法、悪いものができたら外科的手術で取り去るなどの対症療法になりがちであると。全体の健康という観点からではなく悪い部分を取り去ることにより健康になるという考えでしょうか?
東洋医学は、全体的にものごとを理解しようとするので、血液の流れであったり、気の流れなど全体を構成する部分のつながりや関わり、連携を見るという話を聞いたことがあります。
極端に言いますと、右手の小指は右腕の先の手のひらについていて、親指から数えて5番目で関節が二つあり・・・。というのに対し、物を握ったりつかんだりするための手の一部であり、そのことによって道具を使ったり、様々な活動により人間の人生を豊かにしてくれているもの、という違いのようなものでしょうか?
子どもを育てるとき、一面からしか見ないとそのものの持つ本質を捉えきれないことがあります。わが子の至らない点を嘆く親御さんも、見方を変えればすばらしい面もたくさん発見できます。何事もプラス思考というのはとても大切なのではないかと思います。
200924 誕生児写真 029.jpg上手とか下手ではなくて、感性を育てる時期ですから、子どもなりに感じたこと思ったこと表現しようとした心を認める、理解するという気持ちが大切なのでしょうね。