「お父さんと遊ぼう」 Ⅱ ☆☆☆

次は、シャボン玉コーナーをご紹介します。210607 お父さんと遊ぼう c010.jpg大人も子どももシャボン玉は大好きですね。石鹸を削って、シャボン玉液を作るところから挑戦しました。210607 お父さんと遊ぼう c020.jpg


液ができたら、お父さんと一緒に飛ばしてみます。うまく飛んだかな?210607 お父さんと遊ぼう c030.jpgお兄ちゃんたちは大きなシャボン玉に挑戦です。210607 お父さんと遊ぼう c050.jpgでも、なかなか難しそうです。
さて、お待ちかねの木工コーナーです。職員が制作した見本を見たり、親子で話し合ったりして何を作るか決めました。210607 お父さんと遊ぼう d010.jpg電動丸鋸での木材の切断は、園長の仕事です。希望に応じて斜めカットや長さの調整を行ないました。210607 お父さんと遊ぼう d020.jpgのこぎりにも挑戦しました。真剣ですね。210607 お父さんと遊ぼう d030.jpg釘うちにも挑戦です。210607 お父さんと遊ぼう d040.jpg一人で釘を打ってみます。上手にできたかな?210607 お父さんと遊ぼう d050.jpg電動丸鋸に頼らず、斜めカットにのこぎりで挑戦です。210607 お父さんと遊ぼう d060.jpgできた作品には、みんな満足して持って帰りました。
子ども達は、何でもやってみたくてたまりません。特に、誰かがやっていると自分もやってみたくなります。それが、発達にとって必要な子どもの姿ですね。やりたくもないことをやらせても、気乗りがしないことには集中もしないし、頭を使うこともありません。
何事においても、まずやってみたいという気持ちを育てることが大切ですね。それは、言語においても文字においても数においてもお稽古事においても同じです。親としては、やらせておきたい気持ちがありますが、子どもが気乗りしない場合はじっくりと待つという姿勢も大切ですね。
それは、この幼児期に育てるものは、何かができるということよりも、何かをやろうとする気持ちです。外に向かって働き掛け、そこからの反応からこの世界を知っていったり、外の情報を主体的に受け取り、自分のものとしていく力を養うことが大切であるからです。その結果として、何かができるというものが見えてきます。
結果を求めすぎると、この時期に育てなければいけないものを逸してしまう恐れもあります。それは、目に見えないだけに恐ろしいことですね。人間としての心をきちんと育てて生きたいものですね。
おまけ:
童謡「シャボン玉」における悲しい話。
歌「ふるさと」で、「おさぎおいしかのやま~」の行を、ウサギを食べるとおいしいんだと思い込んでいるのは、よくある笑い話です。実は、私も子どもの頃はそう思い、それ以上深く考えもしませんでした。
「シャボン玉」も、深く考えずに歌っていました。野口雨情のシャボン玉には別の解釈もありますが、生まれてすぐに亡くなった我が子への鎮魂歌であるとも言われています。2番の歌詞の「しゃぼん玉消えた。飛ばずに消えた。生まれてすぐに、壊れて消えた」。事情を知り考えると、雨情のその気持ちがひしひしと伝わってきます。
でも、虹色に輝き、ふわふわと中を漂うしゃぼん玉は、なぜかしら夢を感じさせてくれ、心を和ませてくれます。人間って、つくづく心の生き物なんだなぁと思います。