雨の日だって楽しい幼稚園!!

朝から雨が降って、登園してきた子ども達にどんな遊びをさせてあげようかと先生が考えました。新聞紙を使った遊びを考え出しました。職員室から玄関廊下の様子が一望できるようにガラス面が設けられていて、そのガラス面を使って遊ぶことにしました。いつもは雨の日になるとこの近くにイスとテーブルを用意して、折り紙コーナーになったり、様々な制作遊びを先生と楽しめるようにしています。今回は趣向を変えて違う遊びにしてみました。新聞紙をびりびりと破いて小さくしました。

水をつけると、ガラスにペタッと貼り付きます。

張り付く前は、新聞紙がひらひらと泳いでゆくのでお化けみたいだと言って喜んで貼っていました。

お化けだお化けだと言って、たくさん貼り付けました。それを見て、看板を作ってくれた子がいました。

「おばけのいえ」と書いてありました。ガラス面はお化けでいっぱいになりました。

空いているところがありましたが、ある女の子が「この辺、空いてるよ」と声をかけると、みんなはこぞって空いている面にも、椅子を持ってきたりして貼っていました。そして、次に、「ラジカセが欲しい」と言い出しました。なんでも、お化けの効果音「ヒューッドロドロ」というのを流したいというのです。早速、用意をしてあげると、「見えてはいけない」とカムフラージュしました。こう顔音の適当なものがなく、最終的には、「必殺、仕事人」の挿入歌を流すことでこどもたちも納得しました。

そうこうしているうちに、おやおや新聞お化けがふらふらとやってきました。新聞紙を被った大きなお化けです。子ども達はキャーキャー言って、逃げ回ります。それに気をよくしたお化けは逃げる子どもを追いかけます。遊びがダイナミックになっていきました。

そうこうするうちに、新手がやってきました。トリです。先生の分もグッズを作ってくれたので、一緒にとりになって現れました。子どもの創造は、次から次へと膨らんでいきます。そして、どんどん楽しさが増してゆきます。彼は、何かになりきることが得意です。この力は、発表会の劇でも十分に発揮され、与えられた役柄を見事に演じてくれました。先生も同じように子どもの気持ちに共感し楽しんでくれるので、子どもは楽しくて仕方ありません。

こういうことにも、子どもと同じ目線で楽しんでくれる先生の存在があるから余計に楽しくなり、創造力も培われ、協調性も発揮されます。遊びの中で育つとはこういう事ですね。教える中では創造性を育む芽は養われにくいものです。

職員室側から見ると、びっしりお化けまるけなのが分かります。

 

下を見ると、あらあらまあまあ、大変なことに!でも、大丈夫。みんなで協力して片付けました。みんなでやればあっという間です。こういうことからも子どもたちは片付けの気持ちよさや協力することの素晴らしさを学んでいます。感じる事、実践してみる事、子どもの発達のキーポイントですね。口先で指示するだけでなく、先生も一緒になって片づけたりします。ともに遊び、ともに笑い、共に悩み共に頑張る、一緒に生きる先生の存在が子どもに勇気を与えます。