大きな鳥の巣ができたよ!
藤棚の藤蔓を切っていたら、子どもたちが欲しい欲しいと持っていき、気がついたら、こんな風になっていました。年少さんを、年長さんがやさしく手招きし、一緒に座らせてあげました。本当は、膝の上に乗っていいよと言っていたのですが、年少さんも遠慮して隣に座りました。年長のこの時期になると、人への思いやりもさりげなく表すことができるようになります。特に、普段から一緒に遊んでいるからというわけではなく、小さな子どもに対して自然にいとおしさが湧き、相手を思いやる行動ができています。
優しさは、教えただけでは育ちません。相手のことをよく考えなさいとか、言葉で理屈で説明しても、今まで経験したことのないことは、考えることが大変難しいですね。
人に優しくされたり、一緒に遊んでいる大好きな友達であれば、自然に心の底から優しさを発揮することができます。
実は、いちばん最初にこの大きな鳥の巣を創り出したのはこの人です。一生懸命集めました。真ん中に座ったり、寝転んだりして鳥の巣の感触を楽しんでいました。そこへ、面白そうだと、年少さんもやってきました。狭いところですが、いいよと優しく仲間に入れてあげてました。このこの優しさにも脱帽です。男の子がやってきました。鳥の巣を踏んで歩いていると、たくさん木が重なり合っているのでふわふわします。思わずジャンプで遊んでいます。こんなところからも、子どもはいろんなことを学んでいます。でも、子どもは遊びの天才ですね。常に面白そうな遊びを考え出し、今生きている事を楽しみます。そして、それが成長のための得がたい経験になったり、物の性質や成り立ちを知る知的好奇心につながっていきます。
バネのようであったり、緩衝材のようであることを体感しています。