☆ キャンプごっこ ☆
キャンプごっこをしました。雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でしたが、テラスやシートの下でおいしく自分で作ったご飯をいただきました。
本日のメニューは、夏野菜のカレーです。ナスやブロッコリーも入った具沢山のカレーとイチゴ味のフルーチェでした。子ども達は、調理も大好きです。カレーの中に入れる野菜を、先生やお手伝いお父さんに手伝ってもらって、包丁で切ります。
朝、雨除け日差し除けようにブルーシートを張ろうとしていたら、子ども達がシートの中に包まって遊び始めてしまいました。そこで、遊んでもいいように別のシートを持ってきて、子ども達に渡しました。遊ぶ、遊ぶ。シート1枚でよくこんなに遊べるものだと感心するくらい、みんなでワーワーキャーキャーいって楽しんでいます。ジャガイモの皮をピーラーでむき、小さく切ります。ニンジンを切ります。子ども達は興味津々です。さっそく煮込みます。本日のシェフは、この方です。デザートのフルーチェを作ります。不思議そうに見ています。おいしいさくらんぼがつきました。すいかもデザートです。子ども達は、寸暇を惜しんで遊びます。カレーが出来上がるまでの時間、子ども達は面白そうな遊びを自分で見つけてすぐ遊びます。頭についているのは、仮面ライダーや○○マンになるための必須アイテムです。
いよいよ、カレーの出来上がりです。ワクワクしながら席につきます。自分たちで作った料理は、とてもおいしいものです。おかわりおかわりの嵐で、あっという間に完売です。最後に、スイカの時間です。スイカは行儀を気にせずに、思いっきりワイルドに食べるのがおいしいですね。こんなところで食べている子もいました。食べたら遊ぶ! あいにくの天気だったため、子ども達は大喜び。泥んこのやりたい放題です。園庭のあちこちでこのような風景が展開されています。子どもの育ちというものは、特別に考えられ作られてきたというものではありませんね。歴史的に見ても、当たり前の日常の中からさまざまな活動(主に遊び)を通して学び育ってきています。
時代が変わっても、子どもはやはり子どもですから、人として育つ道筋を通らせてあげないと、人の道からそれてしまう恐れもありますね。文明が高度になり、便利に生活するために必要な力をてっとり早く身につけさせてあげようと思う親心も分かりますが、長い人生、子どもの人生ということを考えると・・・。
子どもの育ちのためには、変わらないものと変わってゆくものとがあります。変わらないものは、基本的な人間としての心身の発達のがなされているかどうか。変わってゆくものは、文明文化の変化に連れて合わせていくもの身につけていくべきものがあります。
お迎えのときに、子ども達が、お父さんやお母さんに、「ここで食べたんだよ」「こうやって皮を剥いたよ」「とってもおいしかった」と興奮して話す様子を見て、苦労も吹き飛びました。発達のための良い経験を与えてあげることができました。