24時間テレビ
テレビでおなじみの24時間テレビから、協力依頼がありました。何か、ステージでパフォーマンスをしてほしいとのことでした。番組の趣旨を考え、協力できることは協力しようと園内でも意見がまとまり、出演することになりました。夏休み中なので、子ども達や親御さん方にもそれぞれご都合があるので、何人集まれるか心配でしたが、半分くらいの子ども達が参加してくれました。
少しずつ集合してきました。片足立ちバランスです。西尾のご当地キャラ「マーチャ」も応援に来てくれました。
この出演に当たっては、子ども達にきちんと趣旨を説明し、理解してもらった上での出演ということになりました。世の中には、いろんな個性を持った人たちがいます。色んな人たちが一緒に生活しているのが社会です。ただ、この社会は、大多数を占めるいわゆる健常者といわれる人々に生き易い構造となっています。それは、仕方のないことかもしれませんが、同じ人間の仲間として手を取り合ってみんなで幸せを目指したならば、すてきな社会が作れるのではないか、そこで生きる人々は、生まれてきたことに、生かされていることに感謝し、協力して生きる喜びを感じ、有意義なすばらしい人生を送れるのではないかと考えます。意見や価値観が違っても、話し合うことでお互いを理解し認め合い、共に手を携えて生きていける社会を作れたらどんなにかすばらしことでしょう。私達大人が実現できなかった争いや差別のない、真に人間的な社会を、これから生きる子ども達には実現していってもらいたいものです。
ブータンは、幸せの国と言われています。幸せを最も希求し、その幸福度の向上を図ることを国是としている国です。いつか日本も、経済第一から脱却し、幸福度で世界に誇れる国となることができるのでしょうか?そんなことを将来考えて、自分の周りの人々を幸せにしていける意欲と資質や能力を備えた人間を育てることが、教育現場に課された大きな命題です。さて、そんなことを考えながら取り組んだイベントでしたが、予想以上に子ども達は楽しみ、力を発揮し、見る人に感銘を与えてくれたものと考えます。出番の前に、舞台裏で練習する子ども達です。何を練習しているかというと手話です。たった3~4回の練習でしたが、昨年の発表会で経験していたものなので、かなりスムーズに思い出して取り組むことができました。
出演当日の様子につきましては、次回にご報告いたします。