12月・1月誕生日会がありました
12月・1月生まれの子どもたちのための誕生日会が12日(金)に開かれました。まず、各学年に分かれて保育室で行います。このときは、一人一人について、挨拶と好きなものや将来の夢などを紹介します。その後で、ホールに集まり全体の楽しい会があります。
園全体で、誕生児の名前の紹介が改めてありました。誕生児みんなで歌の披露です。
お父様お母様もたくさんお集まりいただきました。わが子の成長ぶりをカメラに収めています。
園長の話の後に、子どもたちがお待ちかねの、職員劇が始まりました。集中しなさいと言わなくても、子どもたちは劇の世界に入り込み、観賞しています。今回は、「十二支の始まり」です。
好きなこと、興味のあることには子どもたちは集中し、飽きることがありません。当たり前と言えば当たり前なのですが、このような子どもの姿は、教育を行ううえで大変大事な場面です。つまり、静かにしなさいと言わなければ静かにしないようでは、子どもたちの心がこちらを向いていてくれないわけで、そんな時は何をやってもダメですね。
無理に、心をこちらに向かせることはできません。離れていても、子どもの心とうまく交信できている状態ですね。最後に全員で歌を歌うのですが、子どもたち同士が共感し、仲間意識が盛り上がっているので、つい肩を組んでしまったりしています。これも、大事な場面の一つです。
誕生日会が終了したら、お弁当の時間です。お母様が丹精こめて作ってくださったおいしいお弁当をいただきます。この日は、バスコース別に分かれて、縦割りでなかよくいただきました。お兄ちゃんお姉ちゃんが小さい子の面倒を良く見てくれます。小さな子も守られている気持ちを持ち、安心して横についてます。
園長が写真を撮っていたら、嬉しいことが起こりました。
よく園長と戦いごっこをする子ですが、タッタカ園長のところに走りよってきて、「ぼくのお弁当、半分あげようか」と優しく言ってくれたのです。
園長が弁当も持たずにフラフラしていたので、きっと、弁当を持っていないと思ったのでしょうね。この言葉に、ジーンとしびれ目頭を熱くさせられました。元気いっぱいの子どもですが、優しさもきちんと育ってきていますね。人を本当に理解するためには、さまざまなかかわりの中で、様々な姿から理解していくことが大切なのでしょうね。
優しさであったり、人を慮るような力は口で教えても育てることはできません。日々のかかわりの中で心と心が通うコミュニケーションによって育てられていきます。しかも、それは子どもの心の中から芽生えるような大人の共感や援助によって育てられます。
誕生日の子どもたち、お父様お母様、おめでとうございました。
そして、皆さんありがとうございました。すてきな誕生日会を開くことができました。