「花育」 ☆♪(ブーケ作り)
西尾キララロータリークラブさんのご好意により、「花育」(ブーケ作り)が行われました。子どもたちの保護者様10名、西尾キララロータリークラブのメンバー約20名の援助を受け、楽しいブーケ作りが行われました。
どんなことが始まるのか、ちょっぴり緊張しながら開会を待ちます。期待と不安の混じった複雑な心もちです。でも、用意されているきれいな花の束と、優しそうなおじさんたちの様子に期待が膨らみ、ちょっぴり笑みがこぼれます。今日の講師の先生と助手さんです。いよいよ始まりました。説明を聞き、おじさんたちのアドバイスを受けながら、活動がスタートしました。まずは、ブーケの芯になる小さ花束を袋から出します。花束の長さを揃えます。「ママ、楽しい!」本物の花は、香りもよく、思わず胸がいっぱいになります。心の底から嬉しさがこみ上げてくるように感じます。おじさんに手伝ってもらいながら、ブーケの長さを切りそろえます。ケーブルテレビさんも取材に来てくださいました。[うわー。きれいだね。いいにおいだね」担任の先生が危険はないか、分からなくて困っていないか子どもたちの様子を見て回ってます。おじさんに体を預け完全に信頼しきっています。こうやって、こうやって、と、おじさんたちの援助も徐々にうまくなり、子どもたちは安心して共同活動に没頭しています。うまく両者がかみあっているようです。「ほら、見て。こんなに大きなブーケができたよ」「ねぇー」「なんだい?」すっかり信頼関係ができて、本物の祖父とお孫さんのようです。これだけ見たら、だれでもそう思うことでしょう。心が共振しているようです。大人が子どもの心に寄り添うことにより、子どもはそれをしっかりと感じ信頼を寄せています。子どもは、すぐに自分を受け入れ認めてくれる大人を嗅ぎ分けます。
わけ隔てなく接するべきであるという表面的なしつけ(しつけといってよいのかどうかは分かりませんが、親や先生が人からほめられる指導していることがら)ではなく、子どもの心の中から自然に芽生えてくる感情や感覚に基づく行動こそが大事であり、それは、多分に子どもと接する大人が引き出しているものですね。このときの子どもたちの様子がまさにそうでした。教えたわけでもないのに、きちんとコミュニケーションをとり、楽しい時間を作り上げていました。心の通う交流といってもいいのではと思います。
一番外側に「カスミソウ」をあしらい、完成に近づきました。花束をゴムで縛ります。全ての花の茎の長さを切りそろえます。「こんなに大きなすてきなブーケができたわよ」自分でも感じる見事な出来栄えに、思わず自慢のピースサインが飛び出します。
最後の仕上げの説明を聞きます。きれいなシートでくるみます。最後にりぼんをまきつけます。このりぼんがすごいんです。きゅーっとひっぱると、あら不思議!自然にリボンができるんです。
「私にもできたぁー。見てみて」お気に入りのおねえさんに手伝ってもらってご満悦です。「ここは、こうしてこうして」最後の仕上げは細かいので大人の手助けが必要です。「できたぁー!。みてみてぇー」頭にメッセージハートをつけて完成です。「私もできました」素敵にできた達成感で胸がいっぱいです。喜びが顔からあふれ出そうですね。
「ママ、いつもありがと」少し早い母の日のプレゼントです。子どもたちと立派にできた喜びを分かち合っています。「ママ、だいすき!」「ママもよ」
きれいな花が、美しい心を育てました。
子どもたちは、本当に良い経験をさせていただきました。お世話になった方々に御礼の時間です。