お泊まり保育のご報告 ☆
お泊まり保育に行ってきました。台風の影響で、実施すること自体が危ぶまれていましたが、奇跡的に直撃を避けることができましたので出かけることができました。皆様のおかげと、感謝せずにはいられません。天気は人間の力ではどうすることもできませんが、とにかく感謝感謝の出発です。風は少し残りましたが雨の心配は全くなく、予定通りに全てのプログラムを終えることができました。
いよいよバスが出発します。送り出すお母様方のほうが心配そうです。元気よく子どもたちは「いってきま~す」を言えました。
子どもと職員だけのお泊まり保育が始まりました。
バスの中では、最初は緊張していましたが、気心の知れた仲間同士です。すぐに歌声がバスの中に響き渡ります。一人が歌いだすと、二人三人と増えていき、大合唱となりました。また、クイズも楽しんでいきました。年長になると、随分と人間関係をうまくやる力が育ってきているので、わざと変な答えを出してウケを狙ったり、わいわい言いながら、その時間自体を楽しんでいました。
目的地、新城の奥の県民の森に到着です。さっそく、お母様に作っていただいたおいしいおにぎりをいただきました。こういうところで食べる手作りのおにぎりは最高です。子ども達の食も進みます。食事が終わると、待ちに待った川遊びです。台風の影響で水量が例年よりも多いので、子どもが入る前に慎重に深さや流れをチェックし、子どもが遊べる範囲を職員が取り囲みます。朝方曇っていましたが、もうこのときには太陽が顔を出してくれるようになりました。恐る恐る子どもたちは水の中に入ります。ちょっと冷たいですね。冷たいんだけれど、川遊びは楽しい。「キャー、冷たい」と言いながら、仲良しさんが抱き合っています。少し冷たいけれど、それがまた気持ちよくて、はしゃぎまわる子ども達です。わーわーきゃーきゃー言いながら、少しずつ仲間が集まってきました。女の子たちが大きな輪を作り始めました。それを見て、私も私もと入って来て、大きな輪ができました。心の底でつながっていて、きちんと仲間意識が育っている事を感じます。理屈ではないのです。言葉でもないのです。一人一人の子どもの心と心が触れ合って、共振している結果が子どもの姿に表れています。笑顔の裏の喜びの心がこちらにも伝わってきます。自然の力は、偉大です。子ども達のはじけるような笑顔を誘い出してくれます。この喜び楽しさの感情が、情操を育てます。子ども達同士、あるいは先生と共感し、さらに喜びを膨らませていきます。人が人間らしく生きていくための力の育ちは、実はこのような子ども達の笑顔の裏に隠されています。
ひとしきり川で遊んだので水から上がり、着替えてから付近の山を散策しました。途中で記念撮影です。いつも、いい顔をして撮っているので、ちょっと今回はこんな風にも撮ってみました。「へんな顔して!」お母様、大丈夫です。いい顔の写真も撮ってありますからご安心ください。でも、こんなおふざけ、お遊びも必要なのではないでしょうか。まじめにきちきち生きることもすごいことですが、その時その時をその子らしくちょっとはめを外して楽しむことも楽しく充実した人間らしい人生につながるように思えます。体で生きると心で生きるのバランスをとることが大切ですね。どちらも大切です。
しばらくいくと、休憩用のハウスがありました。みんなで、「なんだ、なんだ」と言いながら入っていきました。見るもの見るもの初めてのものばかり。あちこちを見回したり、触ったりしながら散策を終え、宿泊施設に向かいました。
この続きは、後日アップしていきます。