☆☆ サンタクロースって ほんとうにいるの? ☆☆
サンタクロースがいることを信じている子どもはたくさんいます。でも、大きくなるにしたがって、その存在を忘れてしまいます。
イブの夜に、ドキドキしながら寝床につく。そんな体験は実は子どもの心の育ちにとても大切なのです。単に夢があるとか空想力があるとかいう問題ではなくて、目に見えるものが真実で、目に見えないものは虚実であるという判断をしてしまわないことが人間らしく生きることに大きな意味を持っているように思えます。
西尾中央幼稚園のクリスマスパーティーには、サンタクロースがやってきてくれました。
そして、天使たちも一緒に舞い降りてきてくれました。
私たち職員にとって、子ども達はまさしく天使です。こんなにも美しく優しく大胆で、しかも傷つきやすく繊細でか弱い存在。私たち大人に、愛や希望や優しさ、生きることの素晴らしさを教えてくれます。無邪気に遊び楽しむ姿は、私たち大人がいつか忘れてきてしまった素直な心。
小さい小さいと思っていたのに美しいものを作り上げてくれ、大人に負けない、それ以上の感性を発揮し、私たちを感動させてくれます。
神様は、私たち大人になんとすてきなプレゼントを下さったのでしょうか?子どもなしでは、もう生きていけません!!
100年以上も昔、アメリカの少女が新聞社に「サンタクロースって、ほんとうにいるの?」という手紙を出しました。それに応えて、社説で少女に呼びかけました。今でも語り継がれている名文です。どうぞ、貴方様の心で感じ取ってください。
抜粋
「この世界に愛や人への思いやりの心があるのと同じ様にサンタクロースも確かにいるのですよ。あなたにも分かっているでしょう、世界にある愛や人への思いやりこそ、あなたの毎日の生活を美しく、楽しくしているものなのだということを。もしサンタクロースがいなかったら世界はどんなに暗く寂しい事でしょうね。あなたの様に可愛い子供がいない世界が考えられないのと同じ様に、サンタクロースのいない世界なんて想像も出来ません。」
現実的に、今、物理的に生きていくことは本当に大切なことです。でも、そこに人として生きている喜びや夢があるなら、愛や思いやりのあふれる世界で暮らすことができたなら、私たちはもっと心豊かに充実感を持って生きていけるのではないでしょうか。
もし、時間に余裕のある方は、是非、全文をお読み下さい。私は、いつもこの文章を読むと目頭が熱くなるのを禁じえません。かわいい子ども達に、私たちはどんな人生をプレゼントしてあげることができるのでしょうか?
以下に、原文を紹介させていただきます。
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バージニア、お答えします。サンタクロースなんかいないと言うあなたのお友達は間違っていますよ。きっと、その子の心には最近流行の「何でも疑って信じないぞ!」って言う疑り屋さんの気持ちが強いのでしょうね。疑り屋さんというのは、自分の目に見えるものしか信じない心の狭い人達なんでしょうね。心が狭いから、よくわからない事がたくさんあるのですよ。それなのに自分のわからない事は皆嘘だと決めてしまうのです。ですけど人が頭で考えられる事なんて、大人でも子供でも本当に限られたものなんですよ。私達の住んでいるこの限りなく広い宇宙においては、人の知恵なんて小さな虫の様に、それこそアリの様に小さいものなんですよ。その広く大きな世界を理解しようとするには、世の中の事を皆理解出来る様な深い知恵が必要なのですよ。
そうです、バージニア、サンタクロースがいるというのは、決して嘘ではありませんよ。この世界に愛や人への思いやりの心があるのと同じ様にサンタクロースも確かにいるのですよ。あなたにも分かっているでしょう、世界にある愛や人への思いやりこそ、あなたの毎日の生活を美しく、楽しくしているものなのだということを。もしサンタクロースがいなかったら世界はどんなに暗く寂しい事でしょうね。あなたの様に可愛い子供がいない世界が考えられないのと同じ様に、サンタクロースのいない世界なんて想像も出来ません。サンタクロースがいなければ、子供らしい夢も詩もときめきもなくなってしまうでしょうし、私達人の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触れるもの、感じるものだけになってしまうでしょうね。そう言った子供時代の世界に満ち溢れた光も消えてしまうでしょう。サンタクロースがいないですって?サンタクロースが信じられないなら、妖精もいないって言うのでしょうね。
クリスマスイブの夜にパパに頼んで探偵さんにニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか?ひょっとするとサンタクロースを捕まえる事が出来るかもしれませんよ。でももし煙突からサンタクロースが降りて来なかったとしても、それが何の証拠になるのでしょうか?サンタクロースを見た人はいません、でもそれはサンタクロースがいないという証明にはならないのですよ。世界で一番確かなもの、それは子供にも大人にも目に見えないものなのですから。
バージニア、あなたは妖精が芝生の上で踊っているのを見た事がありますか?ないでしょうね?だからと言って妖精なんていもしないデタラメだなんて事にはなりませんよ。世界中にある見えないもの、見る事が出来ないものが、何から何まで皆人が頭の中で作ったデタラメだなんて事はないのですよ。
赤ちゃんのオモチャを分解して、どうして音が出るのか、仕組みを調べたりする事は出来ます。でも、目に見えない世界を覆い隠しているカーテンを開く事はどんなに力自慢の人にも無理なのですよ。ただ、信じる気持ちと想像力と詩と愛とときめきだけがそのカーテンを一時開いて、カーテンの向こうの素晴らしい世界を見せてくれるのです。その素晴らしい世界は人が考えたデタラメなのでしょうか?いいえバージニア、それほど確かな、それほど変わらないものは世界の何処にも他にないのですよ。
サンタクロースがいないですって?とんでもない!嬉しい事にサンタクロースはちゃんといます!それどころか、いつまでも死なないでしょう。千年後も100万年後もサンタクロースは子供達に今と変わらずに夢やときめきを運んで来てくれるでしょう。
おしまい。
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皆様に、すてきな日々が訪れますように!!