集中力をつけたいと親になると思うのですが、もっと集中しなさいと子どもに強く言っても、集中できる子どもにはなりません。ところが、子ども達は、好きなこと興味関心のあることには大変な集中力を発揮します。
紙芝居を読んでもらっているところですが、子ども達の集中力は見事なものです。もちろん、入園してから先生が徐々に様々な工夫を凝らして、子ども達をひきつけてきたのですが・・・。紙芝居1.jpg紙芝居2.jpg

静かにしなさいとか、お口はチャックとか、先生のお話を聞きなさいと叱ってもできるかもしれませんが、それは、本物の力ではありませんね。先生がいないとメッキがはがれてしまいます。紙芝居3.jpg
しつけと称して強く子どもを叱ったり脅したりして恐怖感を与え、大人の思い通りに動く子どもにしてしまうと、先生の姿を気にして行動するこどもに育ててしまう恐れもあります。
同じように静かに先生の話を聞いているように見えても、自分の意思で子どもがそうしているのか、あるいは外圧で仕方なくそうしているかでは、育ちの面では全く異なるといえます。先生が工夫して、紙芝居に一つアレンジを加え、お人形が飛び出してきました。紙芝居4.jpg子ども達は、さらに興味を持ったようで、先生のお話にもうんうんうなずいている姿が見られました。
しつけというのは、子どもを大人の言うように動くようにすることでしょうか?
違いますね。
しっかり自立して、一人で生きていける力を身につけさせてあげることがしつけの意味ですよね。自立というと、何でも一人でさせようとしますが、これも危ないですね。幼児教育界では、十分な依存があるからこそ自立できるということが定説になっています。
子どもというのは、もうすでに素晴らしい力を持っているのです。それを出させてあげるのが私たち大人の仕事です。本来持っている素晴らしい力を自分で発揮できるよう、伸び伸びした心で今生きている喜びを感じながら、それゆえ自分の明るい未来を感じながら成長していけるよう援助していきたいと思います。